今回は、守山市役所新庁舎において、議場（議員席や傍聴席）や通路の空間づくりをお任せいただきました。機能性とデザイン性を両立させ、市民に開かれた議場を目指して施工を進めてまいりました。

プロジェクトは当初、竹中工務店様で受注をされてスタートし、デザインは隈研吾建築都市設計事務所様が担当されています。弊社は施工現場の調整役として、図面に基づいた什器の配置や納品調整を行いました。また、什器については天童木工の製品を中心に、びわこ産材を活用した造作を採用しております。

施工内容

議場

議員席には、タブレット端末の使用を前提とした省スペースかつ快適なレイアウトを提案し、ペーパーレス議会に対応可能な環境を整えました。

議場（傍聴席）

傍聴席においては、安全性と開放感の両立を図り、視界の妨げとならないガラスフェンスを採用しました。椅子や机も視認性や使いやすさを意識して選定し、機能面・意匠面ともに高い品質を追求しています。

通路

議場とエントランスをつなぐ1階から2階への階段部分に関しては、ガラス素材を用いた間仕切りを施工し、空間全体の統一感と明るさを確保しました。これにより、来庁者が入りやすく、議場の開放感が視覚的にも伝わる設計となっています。ガラスを多用した開放的な空間になっています。

最後に

今回は、守山市役所新庁舎において議場と通路のガラス間仕切りの施工を田中誠文堂が実施しました。市民に喜ばれる新庁舎となるよう、各所に工夫を凝らした内容となっています。今後も、公共施設の空間づくりを通して地域社会の発展に貢献してまいります。